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遺産税

Posted by on 2015年11月17日

中野区の税理士(飲食店に強い)の三堀貴信です。「遺産税」の意義について。

遺産税とは、相続税の課税方式の一つで、人が死亡したときにその遺産に対して課税する制度のことをいいます。シンプルな課税方式であり、この方式を支持する学者も多くいます。

英米諸国で採用されており、課税根拠は、人の生存中に蓄積した富の一部を死亡にあたって、社会に還元すべきであるという考え方に基づいていて、本当の意味での財産税といわれています。

遺産税方式には、被相続人の生前の税負担の精算という所得税の補完的な意味合いがあります。また、累進税率の降下を緩和することを目的とした遺産分割の仮装による租税回避行為の余地を排除することができ、さらには、遺産分割が困難な財産の承継を容易にすることができるというメリットがあります。

しかしながら、その反面、相続人の取得財産に応じた課税ができないために、相続税の主たる機能である富の再分配による富の集中の抑制効果を期待することができないというデメリットも指摘されています。

遺産税方式では、一般に課税客体は、被相続人が死亡時に所有していたすべての財産であり、納税義務者は、遺言執行人または遺産管理人とされています。